「フリート Scope1 CO2証明書」は、車両の給油・EV充電・水素充填を1回ごとに記録し、エネルギー種別・量・場所・日時とCO2排出量をデジタル証明書として発行するサービスです。給油カードや充電ネットワークと連携した一次データ(実測値)で、輸送・社用車フリートのScope1排出量を正確に算定します。発行した証明書は、荷主向けCO2報告書や省エネ法・温対法の定期報告、ESG開示の証跡としてそのまま活用できます。

輸送分野の省エネ法では、トラック200台以上などの特定輸送事業者、および年間輸送量3,000万トンキロ以上の特定荷主に、毎年の定期報告が義務づけられています。2023年の改正では、EV・水素などの非化石エネルギー転換も報告対象に追加され、2024年4月から施行されています(出典:経済産業省・国土交通省)。
温対法では、特定輸送排出者は毎年のGHG排出量を電子報告システム(EEGS)で報告します。加えて、有価証券報告書におけるScope1・Scope2の開示が推奨されています(出典:環境省・金融庁)。
経済産業省・国土交通省「ロジスティクスCO2算定共同ガイドライン Ver.3.2」(2023年6月)では、実測の燃料使用量を用いる燃料法が最高精度の標準手法とされています。運輸部門のCO2は日本全体の約17.7%(2020年、国土交通省資料)、道路貨物輸送だけでも日本全体のCO2の約4〜5%(Hacobu調査)を占めます。荷主からのScope3 CO2報告要請も一般化しており、フリートのScope1データを実測ベースで正確に把握する重要性が高まっています。
給油カード CO2排出量算定を自動化し、実測データからデジタル証明書を発行する仕組みです。給油・EV充電・水素充填の各データを一元的に扱います。

Excel集計や燃費法では精度・根拠が不十分
給油カード・充電データ連携の一次データでScope1を算定
カード/充電ネットワーク連携、燃料法準拠のCO2換算
荷主ごとに異なるCO2報告要請への個別対応が負担
証明書をそのまま荷主向けCO2報告書として提出
エネルギー種別・排出係数を紐づけた証明書フォーマット
ガソリン・軽油・EV・水素が混在し管理が煩雑
全エネルギー種別を横断して1回ごとに記録
エネルギー種別別の排出係数マスタ
燃料転換(EV・水素シフト)の進捗が見えない
車両・路線別にシフト状況を可視化
車両・路線タグ付きのデータ集計
監査・ESG開示でデータ品質と証跡を求められる
改ざん耐性のある証跡として保存・提示
改ざん耐性のある記録とタイムスタンプ
推計値から実測値へ。燃料法準拠でScope1の精度と説明力が高まります。
証明書を自動集計・出力し、手作業の転記を減らします。
証明書をそのままCO2報告書として提出できます。
車両・路線別の可視化で、EV・水素化の効果を評価できます。
改ざん耐性のある証跡でデータ品質を裏づけます。

試算例(いずれも仮定ベースの数値です):軽油車100台、1台あたり年間10,000L(合計1,000,000L)と仮定します。軽油の排出係数を約2.58 kg-CO2/L(環境省算定マニュアル)とすると、Scope1排出量は約2,580 t-CO2/年と算定できます。集計・報告工数を現状200時間、導入後40時間、時間単価3,000円と仮定すると、年間480,000円の工数削減に相当します。実際の数値は車両規模・エネルギー種別・現状の業務体制によって変わります。

STEP 1
対象車両、エネルギー種別、既存の給油カード・充電契約を棚卸しし、算定・報告の範囲を確定します。
STEP 2
給油カードや充電ネットワークなどとのデータ連携を設定し、実測データの取り込みを開始します。
STEP 3
給油・充電・充填の都度、量・場所・日時・エネルギー種別・CO2排出量を記録した証明書を発行します。
STEP 4
省エネ法・温対法の定期報告、荷主向けCO2報告書、ESG開示用の資料として集計・出力します。
STEP 5
車両・路線別にEV・水素シフトを可視化し、継続的に改善します。
| 観点 | 従来手法(Excel集計・燃費法など) | 本サービス |
|---|---|---|
| データの種類・精度 | 料金按分や燃費法による推計値 | 給油カード・充電データ連携の一次データ(実測値・燃料法準拠) |
| 証明力・改ざん耐性 | Excelは編集可能で証跡が残りにくい | 改ざん耐性のある証跡として証明書を発行 |
| 対応エネルギー種別 | ガソリン・軽油が中心 | ガソリン・軽油・EV充電・水素充填を横断 |
| レポート自動化 | 手作業で集計・転記 | 証明書を自動集計し報告書として出力 |
| 荷主・第三者への報告 | 個別作成で根拠提示が難しい | 証明書をそのまま荷主向けCO2報告書に |
| 燃料転換の進捗管理 | 全体像の把握が難しい | 車両・路線別に可視化 |
特定輸送事業者・特定荷主が、実測ベースのScope1データで定期報告を効率的に作成する場面。
荷主からのScope3報告要請に対し、輸送に伴うCO2排出量を証明書として提出する場面。
総務・環境部門が全社のScope1を一元把握し、有報・TCFD等の開示データとして整える場面。
給油カードや充電ネットワークと連携した実測データを用い、燃料法準拠でCO2排出量を算定します。
発行した証明書は改ざん耐性のある記録として保存され、監査やESG開示の証跡として利用できます。
量・場所・日時・エネルギー種別・排出係数を紐づけて記録し、算定根拠をたどれる形で残します。
A. 自社が保有・使用する車両の燃料燃焼などに伴う直接排出量です。本サービスは給油・充電・充填の実測データからこのScope1排出量を算定します。
A. はい。給油カードや充電ネットワークと連携し、給油・充電量に排出係数を掛けてCO2排出量を自動算定します。ガソリンは約2.32 kg-CO2/L、軽油は約2.58 kg-CO2/L(環境省算定マニュアル)を用います。
A. 実測燃料使用量に基づく燃料法(共同ガイドライン Ver.3.2で最高精度とされる手法)で算定するため、特定輸送事業者・特定荷主の定期報告や温対法の電子報告の基礎データとして活用できます。
A. はい。ガソリン・軽油に加え、EV充電・水素充填を1回ごとにデジタルで記録し、エネルギー種別ごとにCO2排出量を管理できます。
A. 従来の推計値と異なり、給油カード等の一次データ(実測値)を用いる点、改ざん耐性のある証跡として証明書を発行できる点、報告書出力まで自動化できる点が異なります。
A. はい。車両・路線別にエネルギー種別の使用状況を可視化し、EV・水素シフトの進捗と効果を数値で把握できます。
A. 対象車両・エネルギー種別・既存の給油カードや充電契約の棚卸しから始めます。現状のデータ連携状況によって進め方は異なります。
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